残留農薬とポジティブリスト制度

一律基準とは健康を損なう恐れのない量(0.01ppm)のことです

ADI(Acceptable Daily Intake = 一日摂取許容量)とは、人が生涯にわたってその農薬を毎日摂取し続けたとしても安全性に問題のない量として定められています。通常は、1日あたり体重1kgあたりの農薬量(mg/kg/day)で表されます。

ADIの設定に際しては、まず、各種動物試験についてそれぞれ無毒性量を求めます。例えば、1年間反復経口投与毒性試験は何種類かの異なる用量を投与して行われますが、何らかの毒性影響が見られない用量をその試験の無毒性量といいます。

例えば、0.1mg/kg/day、1mg/kg/day、10mg/kg/dayを投与して、10mg/kg/dayでのみ毒性影響が認められた場合は、1mg/kg/dayがこの試験における無毒性量ということになります。

発がん性試験、繁殖試験についても同様にそれぞれの試験結果をもとに無毒性量が求められます。

その結果、それぞれの試験から求められた無毒性量のうちもっとも小さい量がその農薬の動物における無毒性量となります。

さらに、ADIは、動物における無毒性量を安全係数(通常100)で割ることによって求められます。ある農薬のADIが0.1mg/kg/dayであるとは、体重50kgの人が1日当たりその農薬を5mgずつ生涯にわたって摂取し続けたとしても安全上問題がないということです。

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