残留農薬とポジティブリスト制度

ポストハーベスト農薬:収穫後の使用が認められています

普段使用されている農薬は、作物の生育期間中に用いられるものです(プレハーベスト農薬)。しかし、農作物は収穫したあとにも貯蔵中や輸送中に病害虫による被害を受けます。

例えば、家庭の米びつにコクゾウムシが発生したり、貯蔵中の米にカビが発生し、それがアフラトキシンという、発がん性のある物質を産生し、米が汚染された出来事もありました。

農作物も工業製品と同様に世界的に流通しており、「産地直送」とばかりはいかず、貯蔵・輸送中の品質管理が適切に行われていないと品質低下を招きます。

そのために収穫後の使用が認められている農薬が「ポストハーベスト農薬」と呼ばれ、日本ではそれほどメジャーでありませんが、国際的に幅広く使用されています。

プレハーベスト、ポストハーベストの区別より口からどれだけ農薬が摂取されるかが、その安全性を評価する上で重要ですので、残留農薬基準の中では、プレ・ポストの区別は行なわれていません。

残留基準はADI(一日摂取許容量)から決められていますから、基準値が守られている限り、安全であるといえます。

残留農薬 : ADI(一日摂取許容量) | 実際の摂取量 | 分析方法 | 農薬の落とし方 | 輸入農産物の検査体制
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